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麻酔科医という仕事②

 前回の続きです。

 麻酔科は基本的には、手術時の麻酔を担当します。一口に麻酔といっても、いろいろな方法がありますが、大きく分けると2つに分かれます。全身麻酔と、そうでない麻酔です。

 全身麻酔は、患者さんの意識を無くして行う麻酔です。使う薬によりその方法は更に分かれるですが、ここでは割愛。とにかく、無意識状態を作ることが第1歩となります・・・・・・。そう、第1歩なのです。意識を落として、『さぁどうぞ。』といかない所に麻酔の面白さがあります。

 意識が無くなるわけですから、当然その後のコトは患者さんは覚えていません。覚えていたら困ります[ショック]。恐らく地獄です[ガーン]……。でも、人の体は面白くて、本人は全く覚えていなくても、体は痛みなどの刺激にしっかり反応します。具体的には、痛みが強ければ、血圧や心拍数が上がります。更に、発汗や体温など、いわゆるバイタルサイン(生命徴候)といわれるものが明らかに変化します。何度も繰り返しますが、その時痛かったことなど、患者さんは全く覚えていません。しかし、体は反応します。麻酔の深さが浅い時は、動いてしまうことさえあります。
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author : よこっち | comments (0) | trackbacks (0) | 編集する

麻酔科医という仕事

 こんばんは。先日から取り組んでいますこのブログもやっと形になってきました[ワーイ]。もう少し機能アップを目指したいところですが……。

 さて、まず今回は自己紹介を兼ねて現在勤務中である『麻酔科』という仕事について書こう思います。
 と、その前に、『~科』ってどうやって決まるのか、そこが重要です。内科、外科、整形外科、脳外科、産婦人科、皮膚科、眼科、耳鼻科etc...いろいろありますが、これらはすべて『医師』であり、厚生労働大臣が発行する『医師免許証』があれば誰でもなれます。別にその科特有の免許があるわけではありません。昨日まで内科であった人が、今日から外科医になっても法律的には何も問題はありません(実際には何も出来ないいわゆる『ヤブ医者』になると思いますが…[ガーン])。自分で勝手に名乗っているだけなのです。
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author : よこっち | comments (0) | trackbacks (1) 1212455869 | 編集する