麻酔科医という仕事②
2008/06/03 Tue 09:52
前回の続きです。
麻酔科は基本的には、手術時の麻酔を担当します。一口に麻酔といっても、いろいろな方法がありますが、大きく分けると2つに分かれます。全身麻酔と、そうでない麻酔です。
全身麻酔は、患者さんの意識を無くして行う麻酔です。使う薬によりその方法は更に分かれるですが、ここでは割愛。とにかく、無意識状態を作ることが第1歩となります・・・・・・。そう、第1歩なのです。意識を落として、『さぁどうぞ。』といかない所に麻酔の面白さがあります。
意識が無くなるわけですから、当然その後のコトは患者さんは覚えていません。覚えていたら困ります[ショック]。恐らく地獄です[ガーン]……。でも、人の体は面白くて、本人は全く覚えていなくても、体は痛みなどの刺激にしっかり反応します。具体的には、痛みが強ければ、血圧や心拍数が上がります。更に、発汗や体温など、いわゆるバイタルサイン(生命徴候)といわれるものが明らかに変化します。何度も繰り返しますが、その時痛かったことなど、患者さんは全く覚えていません。しかし、体は反応します。麻酔の深さが浅い時は、動いてしまうことさえあります。
麻酔科は基本的には、手術時の麻酔を担当します。一口に麻酔といっても、いろいろな方法がありますが、大きく分けると2つに分かれます。全身麻酔と、そうでない麻酔です。
全身麻酔は、患者さんの意識を無くして行う麻酔です。使う薬によりその方法は更に分かれるですが、ここでは割愛。とにかく、無意識状態を作ることが第1歩となります・・・・・・。そう、第1歩なのです。意識を落として、『さぁどうぞ。』といかない所に麻酔の面白さがあります。
意識が無くなるわけですから、当然その後のコトは患者さんは覚えていません。覚えていたら困ります[ショック]。恐らく地獄です[ガーン]……。でも、人の体は面白くて、本人は全く覚えていなくても、体は痛みなどの刺激にしっかり反応します。具体的には、痛みが強ければ、血圧や心拍数が上がります。更に、発汗や体温など、いわゆるバイタルサイン(生命徴候)といわれるものが明らかに変化します。何度も繰り返しますが、その時痛かったことなど、患者さんは全く覚えていません。しかし、体は反応します。麻酔の深さが浅い時は、動いてしまうことさえあります。