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三毛猫の秘密~ほぼ100%メスである~

 最近気になったCMの1つに、『実は…、三毛猫はほぼ100%メスである』という文句で始まるものがあります。以前に、この話を聞いたとき、とても興味深くて面白いと思ったので、ここで少し解説してみます。

 『なぜ三毛猫はほぼメスなのか?』、その答えを知るには少し遺伝学の勉強をする必要があります。
 まず、生物の細胞には染色体と呼ばれるその生物の設計図が書かた巻物のようなものがあります。この染色体は複数本あって、両親から半分ずつもらい、子供に半分分け与えるという形になっています。例えば、『ヒト』であれば、両親から23本ずつもらい、合計46本になり、そして、子供にもまた、23本分け与えるという形になります。
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Category : 医学
author : よこっち | comments (0) | trackbacks (0) | 編集する

破傷風ワクチンのススメ②

 さて、前回は破傷風とはどういう病気かについて簡単に解説しました(ここ)。
 今回は、なぜそのワクチンを受けた方が良いのか、個人的な意見を書きます。あくまで個人的です(笑)[うれしい]

 まず、破傷風ワクチンは2回打つと抗体(これがあると破傷風が予防可能)が出来る確率はほぼ100%ですが、効果が持続しない[悲しい]という特徴があります。そのため、最低3回の接種が必要とされています。
 1回目の接種後、約4週間で2回目の接種を行うことで抗体が出来ます。しかし、この抗体は1年くらいで消えてしまうため、1年後に3日目の接種を行います。そうすることで、抗体は5~10年ほど維持できるようになります。
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破傷風ワクチンのススメ①

 以前に、『風疹ワクチンのススメ!』を書きましたが、筆者が成人も受けた方が良いと思うワクチン第2弾‼今回は『破傷風』についてです。

 まずは、前半で破傷風とはどういう病気かについて解説。そして、後半で成人での破傷風ワクチンの有用性について考えを書いてみたいと思います[残業]。

破傷風とは
 土の中にどこにでもいる破傷風菌が傷口から感染し、その菌が作り出す毒素のよって神経が侵され全身の筋肉がけいれん・麻痺する病気です。日本でも毎年100人程度が発症し、しかもその95%は30歳以上の成人です。さらに驚くべきはその死亡率[ショック]。現代においても発症後の死亡率は40%程度[ガーン]と言われています。傷口は、ちょっした切り傷や擦り傷、犬に咬まれた傷などからも感染します。
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不規則抗体陽性者への輸血

 今回は、少し専門的な話で、医療者向けです。ま、自分で忘れないために…。

 ABO型の血液型に対する抗A抗体、抗B抗体を規則抗体といい、その他の赤血球型同種抗体を不規則抗体といいます。不規則抗体は後天性であり、輸血や妊娠で産生されます。このような不規則抗体を保有する患者に抗原陽性の血液を輸血すると、溶血などの副作用が起こることがあります。
 では、不規則抗体陽性者への輸血はどのように考え、行えばよいのでしょうか?少し調べてまとめてみました[残業]。
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まれな血液型 ~Diego (b-)だった!?~

 『まれな血液型』とは、日本人100人に1人以下しかいない血液型の事で、日本赤十字社では、他の血液と区別して、必要時にすぐ準備できるように冷凍保存して確保している血液型の事です。約30種類の血液型があり、さらに、数万人に1人しかいないⅠ群と、100人から数千人に1人しかいないⅡ群分類されています(表1)。

 しかし、Rh(-)は200人に1人ですが、まれな血液型には含まれていません。Rh(-)は以前から有名なんで、自覚している人が多く、比較的献血もよくしてくれるため、冷凍保存までしなくても、何とか確保できるというのが理由のようです。

 ちなみに、Ⅱ群の血液型を二つ持つ人もいるようで、そういう人はⅠ群になります。Rh(-)のⅡ群もⅠ群になります。

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author : よこっち | comments (3) 1443148240 | trackbacks (0) | 編集する