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特別警報ってどのくらい『特別』なの?

 今回の九州の災害。5日17時51分に『特別警報』が発表されました。
 しかしながら、多くの報道にあるように多数の犠牲者が出てしまっています。
 この事実を聞き、正直かなり勿体ない感がしてなりません。なぜ、特別警報が出ているのに避難できなかったのだろうかと。
 (詳細な災害発生時刻の情報がないので、特別警報発表前に災害が発生していた可能性は否定できませんが…)

 そこには、特別警報に対する認知度の低さも影響していると考え、『特別警報』はどのくらい『特別』なのか、今回は気象予報士として検討してみたいと思います。
 (今回は大雨による特別警報について検討します)

 特別警報は平成25年8月30日に開始され、現時点(平成29年7月8日)までの約4年間で7回発表されました。特別警報が発表された大雨と、その被害をまとめてみました。
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Category : 気象
author : よこっち | comments (1) 1499513397 | trackbacks (0) | 編集する

高解像度降水ナウキャスト

 気象庁では、平成26年8月より『高解像度降水ナウキャスト』の運用を始め、ホームページで誰でも無料で使用できるようにしています。今話題の『ゲリラ豪雨』(気象用語では局地的大雨という)に対応するものです。
 これは、今降っている雨が、今後どのように変化(強くなるのか、弱くなるか)し、どのように移動するのかを5分間隔で30分先まで予報するものです。つまり、空を見て雲行きが怪しくなってきたなと思ったら、これを見れば、今後30分以内にそこに雨が降るのかが分かります。または、今降っている雨が30分以内にやむのかどうかが分かります
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Category : 気象
author : よこっち | comments (0) | trackbacks (0) | 編集する

大気の状態が不安定??

 天気予報を聞いていると、『大気の状態が不安定で』ってセリフをよく耳にします。でも、これってどういう状態??って素朴な疑問ありませんか[悩み]
 実は私、気象予報士でもあるので、たまにはそれらしく解説してみようと思います[残業]。


大気の状態が不安定=上昇気流が大きくなりやすい状態
 まず、気象庁のホームページでは「大気の状態が不安定:局地的な対流活動が起こりやすいこと」と定義されています。漠然としすぎていてよく分かりません。また、Wikipediaに至っては、「大気に微小擾乱(じょうらん)を発生させたときの、その大気の振る舞いを表す。擾乱が弱まってもとの平衡状態に戻る場合は安定、擾乱が強まって元の状態に戻らない場合は不安定という」となっています。素人には全く持って意味不明です[ショック]。
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Category : 気象
author : よこっち | comments (0) | trackbacks (0) | 編集する