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高解像度降水ナウキャスト

 気象庁では、平成26年8月より『高解像度降水ナウキャスト』の運用を始め、ホームページで誰でも無料で使用できるようにしています。今話題の『ゲリラ豪雨』(気象用語では局地的大雨という)に対応するものです。
 これは、今降っている雨が、今後どのように変化(強くなるのか、弱くなるか)し、どのように移動するのかを5分間隔で30分先まで予報するものです。つまり、空を見て雲行きが怪しくなってきたなと思ったら、これを見れば、今後30分以内にそこに雨が降るのかが分かります。または、今降っている雨が30分以内にやむのかどうかが分かります
 元々、『降水ナウキャスト』というものがありましたが、これが進化した形です。何が進化したのかというと、まずは予報する範囲が1km四方から、250m四方になり、16倍細かく見れるようになりました。また、地図が拡大できるようになり、スマホなどからは現在地を特定し、そこを地図の中心に自動で持ってくる機能も出来ました。
 予報時間は、降水ナウキャストでは1時間でしたが、そこは短くなっています。

高解像度降水ナウキャスト2


 これは、ある日のパソコンから見た高解像度降水ナウキャストです。赤い領域ほど雨が強いことを意味しています。
 サンプル画像なのでできませんが、実際の地図では拡大することで市町村レベルまで大きくできます。
 また、河川や道路・鉄道も表示も可能です。







高解像度降水ナウキャスト2


 左図の黄色い線は、現在雨が強い領域とそれが30分後にどこまで移動するのかを示しています。
 この明るい黄色い線の範囲にある時は、今後30分以内に大雨の警戒が必要になります。
 このほか、5分おきの予想画像を連続して表示し、雨の動きが動画的に見られる機能もあります。






 天気予報は、当たり前ですが、1秒より、1分。1分より1時間。1時間より1日と難しくなっていきます。ましてや、ゲリラ豪雨は急速に発達した積乱雲が、数分から数十分単位でもたらす大雨です。
 それに対応すべく気象庁が出している5分間隔の予報。その回数、1日288回ですよ。しかし、世間にはあまり知られていない気がします。
 なかなか有用と思いますので、ぜひ活用してみてください。


 気象庁 高解像度降水ナウキャスト http://www.jma.go.jp/jp/highresorad/


Category : 気象
author : よこっち | comments (0) | trackbacks (0) | 編集する

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