I WILL TRY ANYTHING

~可能性は無限大~

count : hits!
昨日 : 本日 :
Since 2008.5.5
<< ドクターヘリ | TOP | まれな血液型 ~Diego (b-)だった!?~ >>

風疹ワクチンのススメ!

 さて、今、巷で騒がれている『風疹』ですが、はっきり言って他人ごとではありません。これを見ている多くの皆さんに、すぐにでも風疹とはしかの混合ワクチンである『MRワクチン』の接種をお勧めします!

 なぜかというと、ある時期に法律が変わったため、『1979年4月2日~1987年10月1日生まれの人』は風疹の予防接種を受けていない可能性が高いのです。そうですよ、まさしく、僕らの世代です。

 『予防接種は受けていないけど、昔風疹にかかったから大丈夫!』と思っている人も安心はできません。というのは、その時の医者の診断があてにならないから。
 本来、風疹を正確に診断するためには、特別な採血をしなければなりませんが、多くの場合は、そこまでしません。ましてや、僕らの幼少期、つまり20年前ならなおさらです。
 周りで風疹と言われた子供がいて、同じように熱が出て、湿疹が出てきているから、風疹だろうってことで、風疹と診断されたりします。実際、そんなもんです(最近の小児科は違うのかな?)。
 色々なデータがあり、男女でも違うのですが、僕ら世代の10~20%くらいの人が、十分な免疫を持っていないとの事です。正直、ビックリするほど高い確率です。

 さらに、風疹で問題になるのが、『先天性風疹症候群』。妊婦さんが風疹に感染すると子供に影響がでる病気です。
 これは、妊娠10週までに感染すると90%、11週から16週までで10~20%の子供に障害が出ます。しかも、ちょっとやそっとの障害ではありません。重篤なものが多いのが事実です。

 ちなみに、先月自分がワクチンを打った時の費用は、3800円でした。

 はっきり言って、インフルエンザのワクチンには疑問が残ります。インフルエンザのワクチンを毎年打つくらいなら、ここで1回『MRワクチン』を打った方が、ずっと有意義だと思います。

 そして、もし、自分や相手・家族が妊娠中に風疹にかかり、その子に影響が出たら…。きっと後悔すると思います。


 もうすでに免疫を持っている人が、ワクチンを打っても何の問題もありません。理論的には、まず、免疫を持っているかどうか調べて、持っていない人がワクチンを打てばいいのですが、免疫を調べる費用とワクチンを打つ費用に大差はなく、2度手間になるため、厚生労働省は、初めからワクチンを打つことを推奨しています。

 また、妊娠中はワクチン接種ができません。ワクチン接種後は2か月間の避妊が必要とされています。
 しかし、海外では避妊期間を1か月としている国もありますし、妊娠中にワクチンを打って子供に影響が出た、という報告もありません。

 なので、妊娠に気づかずにワクチンを打ってしまった、ワクチンを打ってすぐに妊娠してしまった、としても、恐らく大丈夫かとは思います。が、保障しませんよ。


Category : 医学
author : よこっち | comments (0) | trackbacks (1) 1407486731 | 編集する

Comment

Comment Form







icons



 

Trackback

Trackback URL :

成人も受けた方がいいと思う予防接種~破傷風①~ | I WILL TRY ANYTHING
 以前に、『風疹ワクチンのススメ!』を書きましたが、筆者が成人も受けた方が良いと思うワクチン第2弾‼今回は『破傷風』についてです。 ...
2014/08/08 08:32